Sydney, 2009年1月27日, AEST (ABN Newswire) - 打撃を受けた日本の日経が約1％減の7,682.1ポイントで取引を終え、昨日のアジア市場は広く値を下げた。中国、香港、台湾、韓国やシンガポールなど主要市場の多くは、旧正月休みで閉場している。
アナリストたちは日経平均株価が今後3ヶ月以内に約6,000まで下落するものと予測している。これは、10月‐12月四半期業績の報告期において主要企業が収益見込みを下方修正すると見られているためである。
アジア経済ウォッチ
日本銀行政策委員会の委員数名が、金融市場の機能性を維持するためには金利0.1％が下限であろうと語ったことが、火曜日に発表された12月18・19日の委員会議事録に記されている。しかし同議事録によると、他の委員が中央銀行はさらなる金利引下げの可能性を無視するべきではないと語ったとされる。
インド準備銀行によると、インド経済は今会計年度において成長率6.8％という記録的な減速となる可能性があるとのことである。米国、ヨーロッパ、日本における不況を背景に経済活動が減速していることから、同準備銀行は2008-09年における以前の成長見通し7.7％を下方修正した。
企業ニュース
日本第3位の乳製品企業である雪印乳業 (TYO:2262) と第4位の日本ミルクコミュニティは、経営統合に関する交渉の最終段階にあると報告されている。
本田技研工業 (TYO:7267) は中国での低燃費車に対する需要の高まりを見込んで、同国における生産量23％増を計画していると語った。 Nikkei business daily によると、本田技研は中国にある Dongfeng Honda Automobile 工場の既存ラインを改修し、年間総生産台数65万台を計画しているとのことである。
東芝 (TYO:6502) は、集積回路の需要が大幅に下落しているためフラッシュメモリーの新工場2ヶ所の建設を1年またはさらに長く延期することを計画している、と日本の公共放送機関 NHK が火曜日に伝えた。
Samsung Electronics Co. (SEO:005930) は、韓国の巨大企業である同社本部とトップダウン企業文化の抜本的改革という総力を挙げての再構築取り組みを打ち出した。1月23日、 Samsung は10月‐12月期においてデータ報告史上初の第1四半期赤字となる9,400億ウォンの損失を出したと発表した。
農産品の世界大手 Bunge (NYSE:BG) はインドの GMR Industries (BOM:500162) における「戦略的株式」取得に向けて同社と交渉を開始した。この取引が実現すれば、Bungeは目標であった砂糖生産業への参入を達成する可能性がある。
情報関係者によると、 American International Group Inc. (NYSE:AIG) は同社の航空機リース部門に対し、シンガポール、中国そして中東の最高富裕基金から入札を受けたとのことである。入札者にはシンガポールの Temasek Holdings 、ドバイの投資部門 Istithmar World 、 Kuwait Investment Authority や China Investment Corp. が含まれると同関係者は語った。
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